第14回図書館総合展(2012年11月20日〜22日)に研究室のメンバーが参加しました。学会ではなく,企業や学校・公共図書館,NPOなども参加するフェアーです。
テーマは,”筑波大学春日ラーニングコモンズ(図書館情報学図書館)とラーニング・スクエア(中央図書館)の現状と展望”。
お手伝いとして,はじめてA0版ポスターを作ったので覚え書きと反省など。
【使用ソフトなど】
- Keynote:簡単にレイアウトできますが,微調整したくなってIllustratorを使いました。
- Illustrator:グリッド線や整列機能が便利。白抜き文字を使えないのが残念。
- 参考書籍『Illustrator 10年使える逆引き手帖:CS4/CS3/CS2/CS/10/9/8 対応』CiNii | カーリル | Amazon
【A0サイズ設定】
- Keynote(ピクセル指定):2384*3370 pixels
- Illustrator(ミリ指定):840*1189 mm
【フォント】
- Osakaで,最小36ポイントにしました。
- 中央に配置したタイトルは126ポイント。
【作戦】
- 目を引くために,学生の写真を大きく使う。
- 幅広い年齢の方にアピールするタイトルを検討。何本も候補を出してもらって,『これからの「LC」の話をしよう』に決定。(LC=Learning Commons=ラーニングコモンズ≒図書館の学習スペース CiNii)
そして…
- 『これからの「正義」の話をしよう』のフォントを調べて発注(太ゴB101)。
- 発表者にサンデル教授ポーズで写真を撮ってもらいました。ダークスーツ,ストライプのネクタイ,目つきは鋭く,アルカイックスマイルで。
【レイアウト】
ついやってしまいがちな”素人っぽいデザイン”について,詳しく書かれています。スライドやレジュメの参考にも。
- 書籍『ノンデザイナーズ・デザインブック』CiNii | カーリル | Amazon
- サイト「伝わるデザイン:研究発表のユニバーサルデザイン」
【写真の修正】
- 書籍『ほめられデザイン事典:写真レタッチ・加工 Photoshop』CiNii | カーリル | Amazon
- 写真のトリミングはWordなどでもできますが(参考「10分で出来る画像処理(2)「背景の削除」),版も写真も大きいので,Photoshopを使って髪の毛などの細かい部分までトリミングしました。
- インタビュイー6人の写真は,補正したものの色調を合わせきれませんでした。今後の課題。
【校正】
- 固有名詞を念入りにチェック。
- 掲載させていただくブクログや附属図書館のご担当者様にも確認をお願いしました。お忙しいところ快く対応していただき,ありがとうございました。
- 初稿では,2つのLCを濃いピンクと緑で表現していたのですが,ゼミで「人によって判別しにくい」とご指摘が。気をつけます。
【印刷】
- プリンターが右だけ7センチあまる仕様(!)で,メンバーがカッターで切ってくれました。
- 青地(#2DB3E9)に黒文字が見にくかったので,明るめに修正(#3FC2EA)。
【当日:他のポスターの感想】
- 3Dの仕掛けポスターが多い! ぬいぐるみを付けているものも。
- フライヤーやパンフレットを配布している参加者も多い!
- A0版以上に周りのスペースを大きく使っている。
2Dポスターとして見ると,
- タイトルは大きいか太字だと目につきやすい。
- ベタ塗りの面積が広いと目立つ。
- 色は使い過ぎないほうが見やすい。
【反省】
- 写真を大きく使ったのは良かった。
- 学会ポスターを参考に作成したが,過去参加された方に詳しく訊いて対策すべきだった。
【今後の目標】
- 読みやすい文字組みに挑戦する。参考サイト「[Webデザイン] 文字組みについて本気出して考えてみた – Stocker.jp /diary」。
- PhotoshopとIllustratorの研鑽を積む。
はじめてのポスター制作で要領よく進められませんでしたが,楽しかったです。 次は学会ポスターを作りたいです。